AWOい読書日記

ミステリやら漫画やらの感想置場。煮詰めすぎないよう頑張って更新します。

更新のための更新

 今日はGWもおそらく半ば頃の五月五日の金曜日。皆さんもかつては祝われる側であったのでしょうが、あれから一体何年経ったのでしょうか、今日はこどもの日です。まあこどもの日など大統領の名前を覚えていなくてもいい程度にはどうでもいい話題です。でもせめて自分の信じてた夢くらいはどうにか覚えていてくださいね。


 昨晩はピンチョンを読み終え、その興奮も冷めやらぬまま床につき、その余韻が残る中今朝は珍しく早くに目が覚めめざましテレビで桑田佳祐の新曲をチェックしつつ樺山三英の『ドン・キホーテの消息』を読み進めていたのですが(ドン・キホーテ、探偵、とぼけた感じ、という共通点があり殊能将之『キマイラの新しい城』と似ています)僕にしては睡眠時間が短い(四時間)中での読書であったため眠たくなってきて、「こういう時はブルーライトを浴びて目を覚ますしかない」と考え気分転換も兼ねてネットサーフィンをしていたところツイッターと読書メーターで相互フォロー中の某氏のはてなダイアリーを見つけ「この人は相当な読書家だけど今一体いくつなのだろう」と年齢を特定するために日記をさかのぼっていたところでひょんなことから氏の兄貴のブログのリンクを見つけてしまい、私生活の情報をほとんど明かさない某氏よりも兄の年齢の特定からの方が楽かもしれぬとそちらのブログをこれまた遡って閲覧していましたら兄の方もオタクであるらしく十年以上前のオタクの日記の良さがあったのでいいなあいいなあ、と思い、だからこんな朝早くから記事を書いているのです。ここまでで一文です。で、結局某氏の年齢は僕より一回り以上も上であることが解りました。あれだけの読書家であることにも納得です。自分もあんな風になれるのであれば年を取るのも悪くはないなあとか思ったり。社会的にどうかは別として。


 更新することが目的なのでこれで目的を達成したことになります。だからこれから読書に戻ります。

 

 今日は夕方から古本市のバイト。それまでに本を読み終えてしまいたいですね。


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  1. 2017/05/05(金) 09:06:00|
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今読んでる本

 最近は読み易くて面白い本を読んでばかりで自分が軟弱化している気がするのでここら辺で頑張ろうかと一昨日からはピンチョンの『ヴァインランド』を、そして先ほどから去年の夏の古本市で買った『ゲーデル、エッシャー、バッハ』を読み始めました。まず『ヴァインランド』は文章がとてもポップで舞城やあの辺の作家みたいで楽しく、筋も今のところはあまり複雑でないのであと数日もしたら読み終わると思います。読書メーターで千冊目に登録する本は是非この本にしたいです。で、GEB(と略すらしい)の方なんですが、一時間半かけて序論まで読み終えました。冒頭の概論で大体この本の言いたいであろうことは解り、序論もさして難しくはなかったのですが、これからバッハの音楽的な話やゲーデルの不完全性定理、論理学の話が洪水のように押し寄せてくるのかと思うと。前情報や概論からこの本は絶対に面白く、これからの自分の読書・創作において大切な財産になるだろうことは解っており、自分に合う本であることには一片の疑いもなく、神に選ばれたノアのように自分は適切な読者に相違ないと我ながら読んでもいないのに確信・過信しているため何とか読み終えたいのですが、一度に読む体力はないし今日のようにちびちび読み進めていく感じで行くと半年くらいかかりそうですね。そう言えば『ユリシーズ』も四巻はまだ途中だし、『攻殻機動隊』も止まったままです。まあ大学在学中に読み終える、くらいに目標を設定しときましょうかね。

 ところでつい最近読んだ『怪盗グリフィン対ラトウィッジ機関』はこのGEBのゲーデル部分あたりと密接に関わっており(法月さんも当然GEBを読んでいることでしょう)、似たような話の流れでどちらにもルイス・キャロル、通称ドジスン(と言うか本名)が登場します(実際にはある解析機関がどちらにも登場、というだけ。もちろんキャロル本人もGEBに出てきてる)。この人のことを僕は言語遊戯・変態、で認識していたのですが数学?の方にも興味があるらしく、これは言語遊戯と同じツボだと思うので不思議ではないんですけど、一度ドジスンについて勉強してみるのも悪くないかもしれません。ところで小林泰三の『アリス殺し』について、登場人物たちの会話が面白かっただの意味不明だっただのと言って肯定・否定する読者がいますが、あれはそもそも『不思議の国のアリス』のパスティーシュとしての会話であり、それを抜きにして会話単体を取り出し作品の評価につなげるのは間違っている気がします。似た事例として、ある文体を模倣したオマージュ作品を、模倣としてではなく文体そのものを褒めるというのもありこれもまた違う気がします。この場合評価すべきは模倣の出来であり、文体を評価したいならばその作品ではなく元ネタの作品を評価すべきでは? ということです。

 真面目な本を読んだので真面目な記事を書いてしまいました。明日からはいよいよGW。普段から人工的に暇を生成しているので暇それ自体には価値がないのですが、やはり天然ものは違いますからたっぷり満喫しようと思います。

  1. 2017/05/03(水) 03:11:00|
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読書について

 これから話すことには別に他意はないことをあらかじめお断りしておきますという言い訳が有効なのかは疑問ですがなどとどんどん先回りして自分の誠実さなり手の内を明かすような姿勢をアピールしたがるのは最近気がついた僕の悪い癖ですがこれを始めるときりがないのでこの辺で打ち止めにして話を戻しますと、これから話すことには別に他意はないことをあらかじめお断りしておきます。

 ある本を指してとても面白かったことを表現する際に「どれだけ早く読めたか」、そのかかった時間の短さによって面白さの度を示す方法があります。例えば「一日で読みきれるほど」では何も言っていないに等しい(という言い方は僕のお気に入りのようです)。何故なら時間さえあれば京極レベルの厚さでなければ大抵の小説は一日もしないで読み切ることができるからです。一日で読めたからと言って面白いとは限らない。ちなみにこの表現から喚起される読者のイメージは「あまり本を読み慣れていない人」。では一日が長すぎるというのなら、一時間ではどうでしょうか。「面白すぎて一時間で読み終えてしまった」。どうもあまり面白そうではなさそうです。イメージするのは駅の売店で売ってるような240ページほどの薄くて安っぽい文庫本。ジャンクフードのようなノベルス。要はB級エンタメですな。一日でも一時間でもダメ。では二時間、三時間、四時間ではどうでしょう。しかし具体的になるにつれイメージされる面白さの程度も上の下、中の上くらいになってきました。結局どう言えば誰からも文句を言われずに、そして最高に素晴らしい読書体験だったことを皆に伝えることができるのでしょうか。僕の考えた答えは「一晩で読み終えた」。たぶんこれが正解だと思います。しかし必ずしもその時間帯に読書をするわけではないのはもちろんのこと、そもそも本を読むスピードには個人差があるし、本の厚さはどれも違うし、読みやすいことがリーダビリティの高さに直結はしていないでしょうし、じっくり長い時間をかけての読書も当然素晴らしいし個人的にはどちらかと言うとそちらの方が良い読書だと思いますし、結論としては時間を使ったレトリックだけでは本の面白さを表現するのは難しいと言えるでしょう。なんて書きましたが僕のような面倒くさいユーモア欠乏人間しかそういった表現につっこまないと思うので皆さんはいちいちそんなことは気にしなくていいと思います。

  1. 2017/04/30(日) 01:39:00|
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Stay with me

 Kinki Kidsと言うより山下達郎の楽曲「硝子の少年」のウィキペディアを見ていたところ、ジャ※ー喜多川から「オリコン一位、ミリオンが最低条件」という要請があったと知り、CDバブルの時代だから解らなくもありませんがやっぱりジャ※ーズはヤクザだなあとか少年漫画かよとか思ったのですが、その後の記述が興味深いので引用しますと、


作曲にはかなりの困難を極めたが、今までのジャニーズの楽曲の流れを踏まえて「今、筒美京平だったら、どういう曲を書くのか?」という視点で製作。完成後、関係者に聞かせた際、「古臭い」、「踊れない」等の批判を浴びる中、「ジャニーズの歴史を踏まえてイメージした楽曲でもあり、二人に合った曲はこれしかない!」と断言。デビュー・シングルの楽曲として選ばれた。


 山下達郎に「古臭い」って言ってしまえるのもすごいとは思いますけど、ではどう古臭いのか? となると、上にも書いてあります筒美京平的古臭さなのではないかと僕は思ったわけです。いやいやあの人は平成になってもヒット曲を出していますし時代遅れのセンスと言うわけではないのでしょうから、ここでいう筒美京平的古臭さとはつまり80年代アイドル歌謡的古臭さとも言い換えられ、それは80年代の歌謡曲的ということなのではないのでしょうか。


 そう考えてみますと桑田佳祐が去年発表した「大河の一滴」は村下孝蔵の「初恋」のパクリだと言われる(サビのことでしょうが)くらいには80年代歌謡曲的で、改めて聴いてみますと「硝子の少年」とも似ています。音とかも。つまりどちらの楽曲も元ネタが同じだと、つまりはそういうことなのですかね。


 以上、「大河の一滴」と「硝子の少年」の間に繋がりを見出せたことの報告でした。


「洒落です、洒落」って言い方が何か良いです。

  1. 2017/04/28(金) 09:03:00|
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谷川流「Round-Trip」

 つい先日にはサークルの自己紹介カードの「名短編」欄にも記入した谷川流の「Round-Trip」という短編があります。この短編は僕が今まで読んできた短編小説の中でおそらく一番読み返したものであり(不本意ながらも何度も何度も読まされて文章を暗記したような短編小説が初等・中等教育の期間にはいくつもありましたが)、僕が理想とする短編小説の一つでもあります。

 ハルヒや学校を出よう!、絶望系は評論向きの作品でありそこそこ語られる機会は多かったようですが、氏の現時点での最新短編である「Round-Trip」は発表媒体がスニーカー文庫のアンソロジーという誰も見向きもしないような本にしか収録されていないため紹介記事が少ないです。なので『シンドローム』で読書会をやった時の動機と同じような感じで、皆に読んでもらうために紹介記事を書きます。おそらくこれこそが読書ブログの有効な活用法なのでしょう。


あらすじ

ある高校に存在する、会議のためだけに会議をする部活。部長と副部長は今日も会議の議事録を届けるために職員室へと赴くが、その矢先「やっぱりあの二人、付き合ってるんだろうか?」「どっちも美男美女だし」という部員たちの話を立ち聞きしてしまう。なぜこのような誤解が発生したのだろうか――。


 スニーカー文庫から出ていますがハルヒとは一切関係なく(挿絵が相変わらずのいぢのため制服には見覚えがありますがこれはただのファンサービスでしょう)、完全にこれ単体で独立し完結している作品です。なのでハルヒを知らなくても読めます。


 表紙からも解る通り、これはライトノベルを集めたアンソロジーですが、


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